第十七夜:レンズと色収差について1分30秒で説明します

時間がない人、面倒くさい人向けの「レンズと収差」についての説明です。

ではレンズから。

たとえば、私が第十三夜で紹介したTakumarのレンズは「6群7枚」です。2枚のレンズを密着して貼り合わせている一連のレンズを1群として、6つのグループと7枚のレンズで構成されていることになります。

件の放射線を出している「トリウムレンズ」は、黄色で塗った5群目(6枚目)に配置されています。

レンズ 6群7枚構成
レンズの構成枚数が多ければいいというものではなく、むしろ収差のことを考えるなら、光を反射する面が少なくなるので枚数は少ない方がいいんです。

光というものは屈折したり、分散したりするのでこうやって何枚ものレンズを使って、いろんな収差(色収差など)を補正します。

一番わかりやすい収差は「軸上色収差」で、これはレンズを通過した光の焦点位置に生じたズレのことです。

色ずれ画像出典:ウィキペディア

光は波長(光の色)によって屈折率が違うので、こういった色のズレやにじみが起きるんですね。

軸上色収差 手書き説明

こういった現象を限りなく抑えるために、非球面レンズや低分散レンズを使い、レンズ自体にもコーティングを施します。

昔と違って最近では、コーティング技術が上がっているので、レンズ(の面)が多くなることによる弊害はあまり考えなくてもよいです。

レンズを購入する際は、枚数や群数ではなく、自分の予算と用途に合ったレンズを選びたいものです。

Takumar レンズ
私としては、ボディに装着した時のバランスも気になりますけどね。

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