第四十一夜:スナップ写真は内向型の人にむいている

広島 ストリートスナップ
私もソルトさんもスナップ写真が好きです。

スナップ写真とは、カメラを手に、いつも通る道でも、旅先でも、路上でもとにかく自由にシャッターを切っていくことです。写真スタジオでの撮影や記念写真とは反対に、日常のその瞬間を撮影します。

知らない人にカメラを向けるなんて……

とにかく街なかでも、路上でも、どんどん撮るんですが(もちろん周りには配慮します)実はこれ、その場の空気を瞬時に読むことが大切なんです。同時に危険察知も(笑)

建物や当り障りのないオブジェを撮影するのは、まあ簡単なんですけど、路上で、街なかで人物を撮影しようとすると、これが結構難しいといいますか、もう少し踏み込む必要があります。

そうなんです。知らない人にカメラをむけるというのは、できそうで、なかなかできないんですよ。

私も写真を撮り始めたときは、「人物を撮る」なんてできこっこないと思っていました。せいぜい、家族くらいですかね。あとは、生き物といえば、犬、猫くらいでしょうか。

ご存知のように最近では、肖像権だとかで気軽に撮るのが困難になっていますし、そうでなくても、私は経験ないのですが、カメラをむけると嫌な顔をされたりすることだってあるそうですし。

オランダ デルフト ストリートスナップ
海外だと逆に「撮ってくれ」と言われたことはありますけどね(笑)日本よりも海外のほうがスナップ撮影しやすいのかもしれません。

内向型の人にスナップ写真をすすめる理由

撮りたい瞬間、撮りたい被写体(人物)が目の前に飛び込んできたときに、そのままサッと撮影するか、その場の雰囲気や人の顔色を瞬時に判断し撮影をやめるか。これ以上近づいたらマズイかなとか。

こういう距離感とか危険察知みたいなものは、リスクを取らない内向型のほうが優れていると思うんです。あ、外向型の人がスナップ撮影に向いてないとか、下手だとか言っているわけじゃないですよ(苦笑)内向型・外向型とは?

宮島 スナップ 人物写真
内向型の人は、慎重に行動し、ひとつの作業に集中することを好み、衝突を避ける傾向にあるというのが研究の結果で分かっているんですね。なので、引き際を自然に察知できるし、他人の領域にむやみにで踏み込んだりしないのではないかなと思うんです。

どうもスナップ写真というと、外向的なイメージというか、人とコミュニケーションを取りながら写真撮影を楽しむものだと思われているような気がするんですよね。

時と場合によっては、そういう部分も必要になることもありますが、それでもそんなに特別なことはしなくても大丈夫です。

超内向型のソルトさんは、スナップ写真が得意ですから。彼も特別なことは何もしていません。

スナップ写真を撮りに出かけよう

フィルムは最低でも5本、私はモノクロ2本、カラーを3本くらい持って行くことが多いです。

カメラはコンパクトカメラがオススメです。もしくは、一眼レフ1台とコンパクト1台とか。

少し遠出をするときや海外に行くときは、3,4台持っていきますけど、通常のスナップ撮影に行くときは基本、コンパクトカメラ1台です。荷物は少なめに。

あとは、どんどん撮影していくだけです。家の周りでもいいですし、近所の公園でもいいですし。

最初は遠目から、少し様子を見ながら撮影します。

海外 写真 モノクロフィルム
後ろ姿だと撮影しやすいですね。遠目の後ろ姿とか。

こんな具合にぼかしてしまえば、人がたくさん写っていても公開することができますよ。
広島 呉
カメラをむけて目が合ったら会釈をして「いいですか」と聞いてみましょう。OKならそのまま撮影を続行します。

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嫌な顔をされたら軽く頭をさげて立ち去りましょう。たったこれだけです。

まとめ

内向型の人も写真やカメラを通じて、クリエイティブな発想や、粘り強い持続力(写真撮影には「持続力」も必要です)、緻密さを存分に発揮して欲しいなと思うんです。

写真撮影に出かけるときに、社交的で行動力があり瞬発力のある外向型の人と一緒に行くのも、新たな視点を発見できるかもしれません。内向型・外向型とは?

スナップ写真はスタジオ写真のようにお作法とか型などはないですが、撮れば撮るほどうまくなっていきます。うまくなるというか「こなれてくる」んですよね。

高価なカメラや機材、撮影する国、場所は関係ありません。写真教室に通っても、うまくならない人もいますし、応用が効かない人もいます。

写真家 森山大道さんの言葉「量のない質はない」

まさにこれだと思います。