第六十一夜:Nikon(ニコン)のウエアラブルデバイスの特許がヤバい

エンジニアの嗜みさんで、「Nikon 芳香剤を放出するスマートウォッチの特許」という記事を発見し、さっそく特許庁データベースにすっ飛んでみました。

以下、特許の要約です。ここだけ読むと「ニコンと芳香剤」が繋がりません(苦笑)腕時計から芳香剤?誰得?

【要約】 (修正有)
【課題】
 ユーザが身に付けた際に自動で芳香剤を放出することができる
 ウエアラブルデバイスの提供。
【解決手段】
 交換可能な薬剤カートリッジ21を収納するカートリッジ差込部22と、
カートリッジ差込部22に挿入された薬剤カートリッジ21の薬剤、
すなわち芳香剤またはデオドラント剤を加熱するヒータ13と、
装着検出部としての感圧スイッチ15と、感圧スイッチ15が
圧力を検出することによりユーザの腕の装着された判断すると
ヒータ13に加熱を開始させる制御部11と、を備える腕時計10。
感圧スイッチ15は当該腕時計10をユーザが装着した際に
ユーザの肌と接触する箇所に設けられている腕時計10。

「ユーザーが装着したことを感知して自動で芳香剤を放出する」とありますね。

カートリッジ式の芳香剤がセットできるようです。下の図では、バニラ、ラベンダー、ローズ、消臭となっています。一体なんのために匂いを放出するのでしょうか。

SnapCrab_No-0001 JPA_427228943_00000313のヒーターとか、14のファンモーターが気になりますが、要は、ヒーターで薬剤カートリッジの芳香剤を温めて気化させ、放出するようです。ここでいう「薬剤カートリッジ」とは、液体の芳香剤またはデオドラント剤を染み込ませた繊維質の物質、たとえば、ガーゼとか何かそういったものですね。

「16撮影部」ということはやはり、カメラの機能があるということですよね。もう少しみてみます。

図7は、設定情報27の一例を示している。項目A1により、感圧スイッチが押されるとバニラの香りが放出され、項目A2により、スケジュールの開始時刻から所定の時間だけ前になると消臭成分が放出され、項目A3により、所定の条件に合致する顔を検出するとラベンダの香りが放出されることを示している。項目Bによりスケジュールの開始時刻から10分前にヒータ13に通電が開始され、項目Cにより20歳以上の女性が対象属性となっていることを示している。

SnapCrab_No-0002順序としては、

スイッチ入る→バニラの香り放出→予めスケジュールされた時刻から所定の時間(例えば5分前とか)になると消臭成分が放出→所定の条件にマッチする顔が検出されるとラベンダーの香りが放出。となります。

予め消臭成分を放出させる時間を設定しておけば(たとえばデートの前とか)、気化した芳香剤がユーザーの周りに浮遊して存在して消臭効果が得られるとか。

「所定の条件にマッチする顔」とありますが、項目Bをみると、開始時刻から10分前にヒータ13に通電が開始され、項目Cにより20歳以上の女性が対象属性となっていることがわかりますね。

「顔認識」をここで使ってくるとは(笑)面白い。Nikonらしいと言えばNikonらしいです。

【0012】
顔特徴量データベース28には、性別および年齢層別が明らかな膨大な数の顔画像から作成した、性別および年齢層ごとに分類された顔の特徴量のサンプルが保存される。そのため、性別および年齢層が未知の顔画像があった場合に、その顔画像から特徴量を算出し、顔特徴量データベース28に保存されている特徴量のサンプルと比較することにより、その性別と年齢層を推定できる。

このデバイスの需要とか、そういうのは考えていなんでしょうね。要は、これはフロントエンドで、バックエンドは他にあるのでは?!と期待してしまいます。実物が見てみたいですね。

第1の実施の形態において、ウエアラブルデバイスは腕時計の形状を有していたが、本発明はこれに限定されない。本発明に係るウエアラブルデバイスは、ユーザの身体に装着され、少なくとも当該ウエアラブルデバイスの一部が外部に露出していればよい。

難しく書いてありますが、要するに、デバイスの一部が外に出ていればよいので、ブレスレットやネックレスでもいいし、メガネやヘアアクセサリーとか、帽子と一体になっていてもいいってことです。

そう考えると、いろいろアイデアは出てきそうですね。