第102夜:旧東ドイツのカメラ PRAKTICA

ニッチなカメラに書こうかと思ったんですが、プラクチカはシリーズで結構出ていて
意外と持っている人(ファン)が多いのではないかと思い、通常の記事にしました。

とは言っても、普段街を歩いていてPRAKTICAを持っている人を
見たことはないですけどね(苦笑)

シャープなデザインのPRAKTICA(プラクチカ)

「PRAKTICA(プラクチカ)」は旧東ドイツのカメラです。

PRAKTICA モノクロ写真

見切れていますが右が「PRAKTICA NOVA 1」、左が「PRAKTICA MTL5B」です。

両方ともeBayで購入したんですが、たしか4000円~5000円くらい
だったと思います。うろ覚え。

カチッとしたシャープなデザインがカッコイイ、ソルトさんもお気に入りのカメラ。

レンズはどちらもM42ねじ込みマウントです。

PRAKTICA NOVA 1
レンズ:Meyer-Optik Görlitz Domiplan 50mm F2.8

PRAKTICA NOVA 1 

レンズはこんな感じです。

PRAKTICA NOVA 1 上から

「ゼブラ」(縞々)と呼ばれるタイプ。アグレッシブなデザインですよね。

作例:

最後の1枚(紅葉か何かの写真)が、デスラー総統レベルで青いのですが、
これはおそらく写真屋さんのミスかと思われます。

PRAKTICA MTL5B
レンズ:SMC Takumar  55mm F1.8

PRAKTICA MTL5B

こちらのPRAKTICAにはTakumarをつけています。
すみません、作例はこのTakumarで撮影したものになります(苦笑)意味ねーな!

作例:

 

PRAKTICA MTL5B 測光スイッチ

ちょっと見にくいんですが、シャッターの上にあるのが「絞込測光レバー」。
露出を計るときに、このレバー(というかスイッチですかね)を押し込んで絞りを絞る仕組み。

プラクチカ 絞込スイッチを押す前 プラクチカ 絞込スイッチを押した後

絞ってるのわかりますかね?(苦笑)

それぞれレンズマウントの横にある、斜めのボタンがシャッターです。
この位置にシャッターがあるカメラは他にもあった気がしますが目を引きます。

これ、意外と押しやすいんですよ。
ソルトさんは、このデザインがお気に入りのようです。

フィルムのセットに少々戸惑います(苦笑)
慣れれば楽ちんらしい(ソルトさん談)ですが、最初にワイヤーホルダーを目にしたときは
どうしたもんかと思いました。

プラクチカ フィルム装填 ワイヤーホルダー

フィルムのローディング
カートリッジを入れ、スプールのワイヤーブラケットが上側に来ていないことを確認します。必要ならスプールを回して位置を正します。フィルムを緑のマークまで引き出し、サポートの下側を通すと、スプロケットの歯がフィルムのパーフォレーションにかみ合います。フィルムがしっかりとたわむように、スプールを回してワイヤーブラケットをフィルムに当てます。巻き戻し軸を下げ戻します、必要なら少し回します。

裏蓋を閉める
ラッチに対して押し込むようにすれば裏蓋は自動にロックされます。

参照:http://matosus304.blog106.fc2.com/?mode=m&no=295

こちらのブログも参考にしました。(画像あり)
http://mgnt16.blogspot.jp/2012/06/blog-post_9197.html

 

第二次世界大戦後の東西分裂に揺れたPRAKTICA(プラクチカ)

 

PRAKTICA(プラクチカ) NOVA 底の写真

NOVAのほうには裏に「Made in Germany(East)」の文字。
その上に薄く見えるのはペンタコン公社のマークですね。エルネマン塔といいます。
紛れもなく旧東ドイツ製ですね。

ペンタコンとは(Wikipedia)

PRAKTICA(プラクチカ) MTL5B 底の写真

一方、MTL5Bのカメラの底には
「MADE IN GERMAN DEMOCRATIC REPUBLIC」とありますが、
ペンタコン公社の表記もマークもありません。(本体のどこにも)

ベルリンの壁の崩壊が1989年11月。
プラクチカLシリーズの第4世代になる、MTL5Bが発売されたのが1985年。

プラクチカは1989年12月の出荷が最後のようなので、
ペンタコンの表記もマークもない、手持ちのMTL5Bは、
壁が崩壊し、ドイツが統一された直後に製造された個体なんでしょうかね。

ペンタコン公社は1990年に消滅していますし。

取説 PRAKTICA(プラクチカ)

だとするとある意味、貴重なカメラといえば貴重なのかもしれない。

カメラの歴史は面白いですね。