第127夜:私がはじめて買ったハーフサイズ一眼レフカメラOlympus PEN-FT

私がはじめて買った一眼レフカメラは、ハーフサイズ一眼レフカメラのOlympus PEN-FTでした。

とあるサイトで一目惚れ。
どうしても欲しくなり、オークションで購入しました。送料や手数料など諸々いれて約5万円くらいしたと思います。それからオーバーホールでプラス1万円ほどかかりました。

今回は、そんな思い入れのある愛すべきハーフサイズカメラOlympus PEN-FTについてご紹介します。

ハーフサイズカメラの「女王」オリンパス PEN-FT

オリンパスペンFTは、1966年(昭和41年)に発売されました。世界初のハーフサイズ一眼レフカメラであるペンFの進化バージョンです。TTL露出計を内蔵していたり、セルフタイマーが付いたり、マイクロプリズムの採用でピント合わせがしやすくなるなどの改良が加えられています。

オリンパスペンFT Olympus PEN-FT

ペンFではフィルムの巻き上げが(ワンショットにつき)2回必要だったのが、FTでは1回で済むようになりました。ただ、巻き上げ角度が150度と少し大きいうえに、※1分割巻き上げができません。
(※1:レバーを端まで回さずに、何回かに分けて小さく回しても同じように巻き上げできるカメラがある。この何回かに分けてフィルムを巻き上げる操作を「分割巻き上げ」と呼ぶ)

ボディの重さは、標準レンズ(38mmF1.8)装着時で600グラムです。ほどよいずっしり感が心地よく、手に持ったときの何とも言えないしっくり感はまるで奇跡。

ペンタ部がないフラットなデザインと曲線が多用されたシルエット

オリンパスペンFT Olympus PEN-FT

まず、三角のペンタ部を持たないフラットなボディが印象的。アシンメトリー(非対称)なデザインが新鮮で、とにかくカッコイイのです。流れるような曲線のシルエットは個性的でありながら、うっとりするほど美しいです。エレガントな女王という呼び名がまさにピッタリ。

フルサイズカメラの『倍』撮れるハーフサイズカメラは散歩にも旅行にももってこいなんです。
倍ということはつまり、24枚撮りフィルムだと48枚くらい撮れることになります。手描きでわかりにくいかもですが、ハーフサイズなので、普通に構えるとファインダーは縦の構図になります。なので、写真も縦長になります。

フィルムのサイズ説明の図 ハーフサイズ

現像に出してCD-Rに焼いてもらうとデータが下のような感じになります。何かに使いたい場合は少し加工が必要ですね。

ハーフサイズで撮影した場合 DC-R

オリンパスペンFTのプチ操作マニュアル

オリンパスペンFT 説明 Olympus

絞りリング:ペンFT用のレンズには絞りリングに、0~7までのTTLナンバーが付いていて、ファインダー内のTTLナンバーに対応しています。シャッタースピードを決めると自動的にファンダー内の指針がTTLナンバーを示すので、絞りリングをそのTTLナンバーに合わせます。

ちなみに。受光素子は応答速度が遅いので、暗いところでは指針の安定に少々時間がかかります。

オリンパスペンFT 説明

シャッタースピードは、B・1/2・1/4・1/8・1/15・1/30・1/60・1/125・1/500秒。

フィルム感度セットリングは、ちょっとわかりにくいんですが、リングを持ち上げて回すことで設定できます。ASA25~400の範囲で設定可能です。

ハーフサイズカメラ購入時に確認すべきポイント

基本、中古フィルムカメラを買うときと同じようにチェックしていけばいいのですが、ハーフサイズカメラは一般のカメラとは違うシステムが多いです。フィムが装填されていないと作動しないカメラや、電池が入っていないとシャッターが切れないカメラなどがあります。お店の方に必ず使い方を聞いてから作動チェックをしてくださいね。

オークションで購入する場合は、質問OKなカメラに詳しい出品者を選ぶ必要があります。

たとえば、キヤノンダイヤルはフィルムがセットされていないと、ゼンマイの巻き上げができません。さらに、露出計のチェックには電池が必要です。

BELL&HOWELL ハーフサイズカメラ キヤノンダイヤル

オリンパスペンFTの作例

レンズはFズイコー オートS 38mmF1.8。とてもよく写る優秀なレンズです。
いい具合のオールド感がでます。

作例